面接交渉権とは、夫婦の離婚が成立した後、子供に会う権利のことをいいます。
子供と一緒に暮らしていない方の親が子供と会ったり、一緒に遊んだり、食事をしたり、
買い物をしたりすることを面接交渉といい、その権利のことを面接交渉権をいいます。
離婚することで夫婦は他人同士になりますが、子供との親子関係は今後も一生続きます。
面接交渉権は親ならば当然に持っている権利で、子供に会わせることを拒否することは
できません。
面接交渉は年に何回、月に何回というように面会回数を決めておくのが一般的ですが、
やり方も含め、お互いでよく話合い、子供に一番良い形をとることが望ましいでしょう。
親として当然の権利として与えられる面接交渉権ですが、制限されることもあります。
それは、面接交渉を望む親が子供に対して暴力をふるったりする恐れがある場合は、
家庭裁判所に申し立てを行うと、制限されることがあります。子供に会うことが認められない
ケースがあります。
面接交渉権は子供の健全な成長のためにも重要な権利とされています。
今後の生活のためにもしっかりとお互いで話合い、具体的に決めることをお勧めします。