離婚原因のトップは『性格の不一致』です。
結婚当初は相手の欠点もプラスに捉えることができていても、長年の夫婦生活でいつしかそのような感情が薄れ、相手の欠点ばかりが目に付くようになります。一緒に生活するうえでさまざまなことでストレスになり、その気持ちがエスカレートしていくと『離婚』に発展してしまうのです。
もともと違った環境で育った2人が夫婦になったため一緒に生活をはじめます。夫婦だからといって、何から何まで同じ考えになるとは到底思えません。同じ考えになるほうが気持ち悪いですね。お互い違う価値観を持ち、毎日顔を合わせ同じ屋根の下で暮らしていくのですから、もめたり、不満に思ったりすることも増えて当然だと思います。
また若い時と違い年齢を増してくると、身体も衰え体調もすぐれないことでイライラが募り、今まで気にならなかったことが目につくようになっていきます。感情のコントロールができている時は良いのですが、年齢を重ねてくるとそれすら我慢できなくなります。そのたびに不満を出し、夫婦喧嘩が絶えない状況になることも多いのです。
これらの感情は急に起きる感情ではなく、長年の生活の中で感じてきた夫婦間の違和感やズレの積み重ねによるものです。こうした状況下が続くことで、他の人に気持ちが向いてしまい浮気や不倫に発展するケースが多くあります。
若いときは子供のことややり直すための労力など、改善の余地はあるのかも知れません。しかし熟年世代は子供も手が離れ、感謝や尊敬の部分がなくなると改善する労力さえ芽生えてこないのです。
このように他の離婚理由と違い、『性格の不一致』は改善が難しいのです。