GPSによる浮気調査のリスク | 浮気調査は探偵ガルエージェンシー小田原

GPSによる浮気調査のリスク2019年07月11日（木）

配偶者の浮気を疑っているとき、まずは「自分で浮気の証拠をつかみたい！」と思う人もいらっしゃるでしょう。ただ、探偵のように一日中尾行して浮気現場をおさえる…というのは現実的ではありませんよね。

検索サイトで調べると、「GPSを使って浮気の証拠を突き止める方法」などがたくさん表示されます。自分でできるし、探偵に頼むほど大げさにはしたくないし・・・という方は、GPS機器の購入を検討されるのかもしれません。

しかし、GPSを使って浮気調査を行うことには、一定のリスクがあります。さまざまな浮気調査のご相談にのってきた探偵の立場から、今回はGPSを使った浮気調査の方法とそのリスクについてお話したいと思います。

GPSはどうやって使う？

GPSとは、地球上の現在位置を人工衛星からの電波で測る装置のことです。浮気調査に使えるGPSの例としては、GPSロガーやリアルタイムGPSが有名です。他にも、キッズケータイのGPS機能を使ったり、スマホに位置共有アプリをインストールしたりする方法もあります。

調査方法としては、GPS機器を仕事に持ち歩く鞄の底や車の中に潜ませ、後日回収して行動履歴を確認する（中には、リアルタイムで確認できる場合もあります）というのが一般的です。自宅や勤務場所以外に移動した場所が分かりますし、おおよその滞在時間も分かるので、相手の行動を把握するために活用できるというわけです。

もちろん、ご自身で利用して浮気調査を行うことはできます。ただ、個人的には浮気の証拠を使うために焦ってGPSに頼るのはオススメしません。なぜなら、自分でやるGPS調査には大きなリスクがあるからです。

自分でGPS調査を行うリスク

相手の行動が把握できるのは大きなメリットと思われるかもしれませんが、頼りすぎるのはNGです。

スマホの地図アプリを使うときにも感じるかもしれませんが、GPSにも誤差が生じる可能性があります。場所によっては、数百メートルの誤差になる場合もあり、そうなると信憑性も低くなります。もし誤った情報を元に相手に詰め寄れば、怒りを買って夫婦関係が悪化することは大いに予想できます。

でも、何度も何度も繰り返し利用していくことで、配偶者が頻繁に訪れている地域を特定できるかもしれません。もしかすると、何曜日の何時頃に同じ場所にいるかもしれないなど、浮気の行動の傾向が分かる可能性もあります。

ただ、こういった情報が得られるかどうかは確実ではありませんし、何より相手の持ち物や車に仕込まなくてはならないというリスクがあります。自分で行うGPS調査は、途中で配偶者に気づかれるかもしれないのです。なんとか自分で証拠を集めたいばかりに、「相手に見つかるかもしれない」というリスクには思い至らない人が多いのも事実です。

もし配偶者にGPSが見つかってしまったら、間違いなくあなたが仕掛けたと考えると思いますし、逆上したり、警戒して浮気相手と会う回数を減らすなどの行動をとることが予想されます。そうなると、浮気調査の継続は難しくなってしまいます。

確実な証拠は、探偵に依頼して

浮気問題における「確実な証拠」とは、男女関係があったことを証明する証拠です。例えば、ラブホテルの出入り写真などが該当します。不貞行為の証拠があることが、慰謝料請求の上では必要とされるからです。いくらGPSの怪しい情報があったとしても、それを根拠に慰謝料請求ができるわけではないのです。

確実な証拠を押さえたいと考えている場合は、浮気調査の専門家である探偵に依頼するのが一番です。絶対にGPSを使ってはいけないというわけではありません。例えば、GPSを予備調査に使って、その情報をもとに探偵に相談するなどすれば、時間や費用を節約しながら浮気の証拠を抑えることができます。

自分で行うGPS調査には限界がありますから、それだけに頼るのではなく、他の方法（探偵への依頼）も視野に入れて解決策を考えていくことをオススメします。

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