暴力(DV)から逃れるために、別居や離婚をするという選択があります。
DVは身体的被害だけでなく精神的被害が大半を占めます。
命の危険性もあり、たった一度のDVでも怪我の度合いや状況などから『逮捕』や『離婚』に結び付くほど社会的にも問題定義されるようになっています。
しかし先日もある芸能人夫婦の離婚理由として問題になった精神的な暴力(モラスハラスメント 略してモラハラ)では、まだまだ離婚理由として確立されていないのが現状です。
その要因としては、不貞行為や暴力のように定義が今一つ認識できていないからではないでしょうか。また日常生活でおきる小さなことの積み重ねで精神的に追い詰められていく訳ですから、当人が「この関係はおかしい」と疑問に感じなければ、この先もおなじような生活が続くということが多いからではないでしょうか。
他人から「その夫婦関係はおかしい」と言われて疑問に思い、気が付くというケースが多いです。人は追い詰められると、誰かを頼り、助けを求めようとします。相手が異性の場合は、好意を寄せられて浮気に発展することや、不倫関係に進展してしまうという可能性も高くなります。
親や兄弟、友人には身近だから話すことができないという場合では、行政でも窓口を開設していつでも相談することができます。自分のことは話にくいと考えている方もいますが、夫婦関係に疑問を持ったら、すぐに相談することも必要です。