人それぞれ考え方が違うように、夫婦だといってもそれぞれで別の意見や考えがあって当たり前です。そもそも、男性と女性の思考は全然違うため、お互いの気持ちを押し付けてもうまくいく訳ではありません。
たとえば、妻は仕事から帰宅した夫に対して、子どものことや近所の奥さんとの会話を永遠話す傾向があります。女性はたわいもない話を聞いてもらうことを好みます。
聞き手にはただ『そうか。それは大変だったね。』と一言言ってもらえるだけで満足なのです。他の人の意見を聞きたい、同情してほしいといった感情があるため、女性は話を聞いてもらうことが好きなのです。
しかし男性は、女性の話に対して、相槌をうつどころか、まったく聞いていないような態度を取りがちです。そうなると、女性からは『話をなにも聞いてくれない』『何を考えているのか分からない』などと強く言われることが多くなります。強めに言われることも多く、男性側からしたら女性が何に対して腹を立てているのか分からないというような状況になります。
女性は話を聞いてほしいのです。そして、特にその問いに対して適切である答えが欲しいわけではありません。しかし男性は、適切なアドバイスを出そうと考える傾向があるので、考えている間につい無言になったり、沈黙ができてしまうため、女性からしたら話を聞いてくれていないのではないか?というような勘違いが発生するのです。
女性はただただ話を聞いてほしいだけなのです。
男性は話の中に着地点を求める傾向が強いため、女性の話に対しても着地点を求めがちです。
この男女の違いはそもそもの思考の違いからくるものなのです。
男女には違いがあるということをお互いで理解することが大切です。
自分の気持ちをわかりやすく伝えるだけで、無駄な言い争いや喧嘩が減り、普段の会話が楽しく有意義なものになると思います。
今までよりもすこしだけ、相手のことを考えて会話をしてみるようにしてみてください。